高橋良明と弟の知秀さんで不思議なことがあったので、お話しします。

僕は良明の専属から離れて少し経った頃に、今日は良明に付いてほしいと言われて、久々に良明の現場に行きました。

市ヶ谷にある「一口坂スタジオ」という所です。

良明がレコーディングの合間にウーロン茶を1Lのボトルでがぶ飲みしていたので、「良明、そんなに飲んで大丈夫?」と言いました。
すると良明が「歌苦手だからさ、喉が渇いちゃうんだよね。」と言いました。その日のレコーディングは苦戦した記憶があります。

なんとかレコーディングも終わり、二人でタクシーに乗りました。
赤坂を通るあたりで良明が突然ウォークマンを取り出し、片方のイヤホンを僕の耳にねじ込んできました。もう片方は良明が聴く格好です。
今レコーディングをしたばかりの「22.5㎝のシンデレラ」を良明と一緒に聴きました。
良明が「ねぇねぇ、池田さん、すごくいい曲でしょ!」と、いつになくハイテンションで話しかけてきます。
本当にいい曲だと思ったので「すごくいい曲だよね。」と言いました。
良明はレコーディングで苦戦していたのが嘘のように、「22.5㎝のシンデレラ」が本当に気に入っていたようでした。

それから18年ほど経った頃でしょうか。僕は縁があり、良明の弟で、シンガーソングライターの知秀さんのボランティアスタッフをしていました。インストアライブの時などに車で知秀さんを迎えに行って会場入りしたりしていました。

2005年12月4日のその日は、良明がデビューイベントをした星陵会館で「高橋良明17回忌メモリアルイベント&高橋知秀ワンマンLive」の開催の日です。
イベントのタイトルは「高橋良明17回忌イベント&高橋知秀ワンマンライブ 希望の歌 ~エピソード2~ 兄、 良明とともに生きた17年、そして未来・・・ 」
とても寒い日でした。

サプライズ的にスポーツ新聞やニュースなどのメディアにもイベントの告知が流れました。

僕はイベントの当日、知秀さんを車で自宅まで迎えに行きました。
そして星陵会館に着く直前、突然知秀さんが「池田さん、聴いてもらえますか?」と言いながら「天使の反乱 アレンジバージョン」のギター弾き語りをはじめました。
その場所は、以前良明に「22.5㎝のシンデレラ」を聴かせてもらったあの赤坂です。
僕は聴きながら兄弟の運命的なものを感じていました。


そして、高橋良明デビューイベントが行われた星陵会館へ・・・。

イベントは大盛況で、会場には「オヨビでない奴!」で共演されていた肉体派の先生役だった俳優の須永慶さんがゲストとしてお話しをされました。


須永慶さんのホームページはこちら
(写真を引用させていただきました)


また、2階席には高橋良明のディレクターだった横浜銀蝿のJohnnyさんも来られていました。
Johnnyさんは良明だけでなく、中山美穂さんなども支えていました。
ところで横浜銀蝿、復活しましたね!
横浜銀蝿 オリジナルメンバー4人で復活、2020年に全国ツアー&アルバム発売

少しの動画しか残っていませんが、知秀さんの動画をUPします。
※個人撮影のため、写りが悪いことはご了承ください。

※高橋知秀さんは現在活動休止中です。