キャノンプリンター インク残量検知機能の解除方法

解除の前に知っておいていただきたいこと

純正インクカートリッジのインク残量は、満タンからスタートします。
印刷をすると、各色の「データー上のインクの残量」が減っていきます。
プリンターがその色のインクがなくなったと検知すると、印刷が完全にストップします。

詰め替えインクは、データー上のインク残量がゼロになったところから使うことになります。

あくまでプリンターが認識する「データー上のインクの残量」なので、
今詰め替えインクを補充してカートリッジの中にインクが満タンに入っていたとしても、
プリンターが認識するインク残量は「基盤の制御で認識している残量」になります。
プリンターは中のインクの量を重さではかることができません。

インク残量検知機能の解除方法は、言葉を聞くと難しく感じますが、簡単です

言葉で説明します。(詳しくは下記の図解でご理解ください)
印刷をしていてデーター上のインクがゼロになると、印刷がストップします。
(インク残量検知機能の解除は印刷がストップした瞬間まで待たないとできません。)

印刷が止まった時に、いくつか質問が出ます。
「このまま印刷を続行しますか?」「キャノンの保証がなくなりますが解除をしていいですか?」など・・・
印刷がストップしてから2分程度で終わると思います。
※データー上のインクの残量がなくなり、印刷がストップするまで解除できません。

インク残量検知機能の解除とは、キャノンがプリンター内部にプログラムをして組み込んでいる手順です。

インク残量検知機能の解除方法を、図解でわかりやすく説明します

①インクの残量がなくなってくると、「×マーク」が付きます。
kaijyohouhou-1

②完全にインクがなくなると、インクタンクを交換してください。
このまま使用する場合は「OK]をクリックしてください。  という表示が出ます。
→OKをクリックします。

kaijyohouhou-2

③「印刷を続けるにはインク残量検知機能を無効にする必要があります。」という意味の表示が出ます。
→「はい」をクリックします。

kaijyohouhou-3

④「インク残量検知機能を無効にするとプリンターの保証が受けられません」という意味の表示が出ます。
→保証が受けられないことに同意をする意味で「はい」を押します。
※詰め替えインクを使用する場合は、はいを選択するしかありません。

kaijyohouhou-4

⑤プリンターの「ストップボタン」を5秒以上押してから手を放してください。という指示が出ます。

※今回の機種ではストップボタンですが、
機種により「OKボタン」「リセットボタン」「ストップボタン」のいずれかになります。

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⑥プリンター本体の指示通りのボタンを5秒以上押して手を放します。
(説明の機種ではストップボタンになります。)

kaijyohouhou-6

お疲れさまでした!

インク残量検知機能の無効操作は終了です。
おそらく印刷がストップしてから完了するまで2分程度だと思います。

インク残量検知機能の無効操作は、カートリッジ1個につき1回行います

インク残量検知機能の無効操作は、カートリッジ1個につき1回必要となりますので、
カートリッジを2個使用している機種では、2回。
カートリッジを5個使用している機種では、5回操作が必要となります。

また、新品のインクカートリッジを取り付けた場合は、データー上満タン表示からスタートしますが、インクがなくなり印刷がストップしたら、操作が必要となります。

詰め替えインクの補充のタイミング

詰め替えインクを補充するタイミングは、今すぐ全色でもOKです。
もちろん、無効操作をする時でもOKです。
ただし、無効操作後プリンターは印刷が続行されますが、中のインクが空になるとプリンターは印刷をする動きをしますが、空印刷で印刷されません。(当然ですね^^)

詰め替えインクはこまめに補充を行ってください

詰め替えインクを使用する場合、インクの残量が分かりません。
こまめに補充を行ってください。
※リセッターを購入すればインク残量を満タンに回復できます。
(リセッターが販売されているカートリッジの種類は限られます。)

注意事項

■プリンターについている小画面では解除操作ができません。
パソコンとつながないと解除ができません。(モニター画面が必要になります。)

■FAXを使用される方は、詰め替えインクのご使用は推奨しません。
インクが空の状態でFAX受信をされると、FAX用紙に印字されないため。
※プリンターはインクが入っているつもりで、インクがなくても通常通り印字の動きをしてしまいます。

■キャノンから純正インクカートリッジが出荷される時に、基盤に満タンという情報が書き込まれて出荷されます。

※あくまでデーター上ですので、途中で詰め替えインクを補充してもデーター上のインク残量は満タンに回復しません。

■詰め替えインク使用後は購入1年以内であっても、メーカーの保証は効きません。
(インク残量検知機能無効操作を行うと、プリンターに詰め替えインクを使用した旨の情報が書き込まれるため。)

■詰め替えインクは自己責任となります。
初めて使われる方は、取扱説明書・工具付きのセットをお求めください。
詰め替えインクのメーカーごとに詰め替え方法が変わります。
ご購入のメーカーの取扱説明書通りに行えば、万が一のサポートを受けることができます。

■当サイトでは保証、及び、サポートはいたしません。

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※バラ販売もあります。

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