その頃、良明が事務所に来ると、ファンレターの中から
良明に電話をしてもらっていました。
自宅でもよくファンの子に電話をしていたそうです。
良明は「また電話すんのー」とか言いますが、ファンの子と話がはじまると楽しそうです。
ほとんどの場合はお母さんが最初に電話口に出て「○○ちゃん。高橋さんて人からお電話よ!」
電話の向こうで、ファンレターを出した子は、
「高橋さん、誰?知らなーい」と言いながら、電話口に出ます。
「○○さん?高橋良明ですけど、ファンレターありがとう!」
良明の第一声で、泣いてしまう子、黙ってしまう子、
中には悩みを打ち明けてくる子など様々です。
その日もいつものようにファンレターから選んで、ファンの子に電話をしていました。
良明はファンの子が電話口に出ると「高橋良明ですけど、○○さん?」と話しかけます。
電話口の向こうではファンレターを出した子が
「わたし今、○○君のファンなの。」と、本人の前でとんでもないことを言いだしました(汗)
普通ならそこで電話を切って会話は終わりです。
良明はその子に「おれのファンじゃないのかよ」とくやしそうです。
女の子「ごめんね、今は○○君のファンなの。」
相手の子は電話を切ろうとします。
ここで高橋良明に火がつきました。
良明「お前さぁ、自分の行動に責任持てよ。自分でファンレター出したんだろ。」
僕は横で苦笑しながら聞いていました。
そこから良明の説得?!が長々と始まりました。
電話は相手も引かずの1点張り、良明も色々と話をしますが平行線です。
結局その子とは30分以上電話で説得?!をしていましたが駄目だったようです。
高橋良明らしい熱いエピソードのひとつだと思います。